リードエンジニアブログ 『OpenText™ TeamSiteのススメ』
第1話 Webコンテンツ管理といえば!OpenText™ TeamSiteの魅力
本記事では、エクサが長年取り扱っているWebコンテンツ管理(CMS)ソリューションであるOpenText TeamSite(以下TeamSite)について紹介します。
改めてTeamSiteの魅力を考える
エクサでは、2002年からTeamSiteによるCMSシステム構築サービスを行っています。構築実績は20社以上にのぼり、その中で10年以上に渡ってTeamSiteを長期継続利用されているお客様も少なくありません。そこで、今回は、エクサのお客様が長年に渡ってTeamSiteを利用している理由について考えつつ、改めてTeamSiteの魅力・特長について整理してみます。
TeamSite有効活用ケース
エクサのお客様がTeamSiteの特長を有効に活用しているケースは大きく以下の3つのパターンに分類できます。
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大規模サイト運営
大規模なサイトを運用しており、コンテンツ制作を外部パートナー会社に依頼しているケース -
履歴管理重視
サイトのバージョン管理や更新・承認証跡などの履歴管理を重要視しているケース -
アプリケーションとコンテンツ管理の分離
ECサイトなどのアプリケーション内で利用するコンテンツを管理・配信しているケース
以下、それぞれのケースについて詳しく見ていきましょう。
1. 大規模サイト運営
大量のコンテンツを日々公開するために外部パ―トナー会社にコンテンツ制作を依頼しており、その制作・公開のプロセスを管理したいというお客様のケースです。
TeamSiteには柔軟なワークフロー機能があり、コンテンツの制作や公開のプロセスをワークフロー化することが可能です。コンテンツ制作の依頼からコンテンツの受領、レビュー、承認、公開までを一貫したワークフローで管理することにより、受領から公開までのプロセスが効率化され、また、しっかりと確認・承認を通すことによりコンテンツの品質向上にも効果が発揮されます。
2. 履歴管理重視
過去のサイトの情報を確認したいというニーズは少なくありません。お客様によっては、サイトを閲覧するエンドユーザから「過去にこういう情報が掲載されていた」という問合せを受けることがあります。
また、ある金融系のお客様では監査対応において過去の履歴の確認が必要となるケースがあり、履歴情報の保持は必須の機能と考えられています。TeamSiteではファイルおよびサイト全体でのバージョン管理機能により、いつでも過去のページの状態を確認することができ、このようなニーズにも簡単に対応できます。
3.アプリケーションとコンテンツ管理の分離
ECサイトを運営されているお客様では、そのアプリケーションを独自に開発されているケースがあります。ECサイトでは、いわゆる購買機能ページ以外にも、商品の魅力を伝えるためのページやキャンペーンのページ、広告のバナー画像や各種アイコン画像など、付随するさまざまなコンテンツファイルが必要となります。
これら付随画像などを管理する機能は、ECサイトのアプリケーション内に作りこむこともできますが、TeamSiteを利用することにより、ECサイトとは分離したコンテンツ管理機能として独立して運用することができるようになります。つまり、アプリケーション機能とコンテンツ管理機能を分離することにより、エンジニアがかかわる業務とコンテンツ制作者がかかわる業務を分離する効果が得られるわけです。
また、TeamSiteのファイル配信機能により、アプリケーションが稼働しているサーバに対して、さまざまなファイルを配置できるようになります。さらには、ワークフローと組み合わせることにより、承認や時間指定の配信、配信後のプログラム処理実行なども可能となります。
OpenText TeamSiteの有効活用パターンを3つご紹介しました。他のCMSとは少し違った魅力かもしれません。他にもさまざまな活用事例がありますので、ご興味を持たれた方は是非お問合せください。
『OpenText TeamSiteのススメ』編 連載目次:
第1話 Webコンテンツ管理といえば!OpenText™ TeamSiteの魅力
第2話 Webコンテンツ制作業務を自由自在に!TeamSiteワークフローの作り方
第3話 Webコンテンツを簡単に制作!TeamSiteテンプレートの作り方
第4話 TeamSiteに欠かせないパートナー、OpenDeployによるWebコンテンツ配信
第5話 TeamSiteは静的コンテンツ管理だけじゃない。LiveSiteの話
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