BtoB向けWebサイトの仕様書とは?

2020.03.26  株式会社エクサ

BtoB向けWebサイトでは商品情報の掲載に加え、商品構成、見積り、明細書発行など対企業ビジネス向けの機能を搭載するケースも多く、一般的なWebサイトに比べて複雑な構成をしています。また、顧客企業からの信頼を受けるためにWebサイトのセキュリティ面も大幅に強化する必要もあるので、Webサイト構築にあたっての開発要件は自然と高度になります。

では、理想的なBtoB向けサイトを開発するにはどうすればいいのか、その答えのひとつが「正確な仕様書の作成」です。Webサイト開発における仕様書はWebサイト全体の構成やビジュアル(見た目)を定義するのに欠かせない資料であり、開発時は仕様書をもとにプロジェクトが進むことになります。そのため、仕様書を正確に作れないと理想的なWebサイトは完成せず、ビジネス上の効果も半減してしまうでしょう。

本記事の目的は、仕様書の目的をあらためて理解していただいた上で、正確な仕様書の作成方法を皆さんにお伝えすることです。Webサイトのビジネス効果を最大限に高めるためにも、ぜひ参考にしてください。


Webサイト開発における仕様書の役割とは?

Webサイト開発では、依頼側と制作側で良好なコミュニケーションを取り、同じビジョンを共有することがとても大切です。両者は立場の違いから認識に齟齬が生じることも多く、それが理由で効果的なWebサイトを開発できない可能性があります。その際に、互いの認識を擦り合わせて制作側が依頼側の意図を汲み取るために欠かせないものが仕様書となります。
仕様書には、Webサイトにどのような機能を持たせるか、どのようなビジュアルにするのか、どこからどこに遷移させるのか、など、Webサイトのあるべき姿が明確に示されています。依頼側は自分達の意図がしっかりと伝わるような仕様書を作成し、制作側に提出しなければいけません。
ここで、「ビジネスニーズを理解するのは制作側の仕事なのでは?」と思われる方もいるかもしれません。制作側は仕事を請け負った以上、限られた予算と期間の中で最高のWebサイトを開発する必要があり、そのために依頼側のビジネスニーズを理解する努力が必要です。その反面、依頼側の一定の協力無くしてはビジネスニーズを満たすようなWebサイトは開発できないという事実があります。
仕様書はいわば依頼側の"協力"であり、その姿勢が表れているものです。仕様書が正確であればあるほど制作側はビジネスニーズをくみ取りやすくなりますし、その裏に隠された潜在的ニーズの発見などに繋がり、依頼側が想定したもの以上のWebサイトを開発する材料となりえます。

「ダメな仕様書」と「良い仕様書」の違い

仕様書の中には「ダメな仕様書」と「良い仕様書」があります。以下にその違いをご紹介します。

ダメな仕様書の特徴

  • 企画書であり仕様書ではない
    仕様書として、PowerPointで作成したプレゼン資料のようなものを提示するケースが少なくありません。しかしそれは、企画書であり仕様書ではないことを理解していただきたいです。「こんなWebサイトを開発したい!」という熱意は伝わるものの、具体性が無い場合が多いです。

  • 図やビジュアルが無いためイメージがわきづらい
    口頭やメール、チャットなどでWebサイトのイメージを熱く語ったとしても、依頼側の頭の中で完成しているWebサイトのイメージは半分も伝わらないでしょう。「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、図やビジュアル無しの説明は制作側もイメージしにくいものです。特に海外でのWebサイト開発に取り組むならば、図やビジュアル無しは致命的です。

  • 画面遷移のイメージが記されていない
    「このページから、このように画面が遷移する」という設計は、ユーザの利便性・快適性に大きな影響を与えます。画面遷移のイメージについて明確に記された仕様書は極端に少ないものの、最高のWebサイトを開発するためには欠かせない要素です。

  • 内容がざっくりしている
    仕様書の内容がざっくりとしたものや、曖昧な表現が多いものは認識に齟齬が生まれやすく、依頼側が意図したWebサイトを開発できない可能性があります。
[Blog][Footer]製造業が進めるデジマケ戦略とは?

良い仕様書の特徴

  • 図やビジュアルを積極的に取り入れている
    Webサイトにおけるページごとのレイアウトやデザインについて要望がある場合は、図やビジュアルを積極的に取り入れることが大切です。あくまで制作側に依頼側の意図を伝えるためのものなので、仕様書の時点でデザイン性にこだわる必要はありません。多少下手だとしても手書きのラフ画などがあればWebサイトの具体的なイメージが伝わりやすくなります。

  • 画面遷移のイメージがしっかりと伝わる
    画面遷移に関する記述があると、より良いWebサイトを開発する材料になります。画面遷移に関しては想定ユーザの行動パターンを事前に調査し、最適な画面遷移をイメージしておくことが大切です。画面遷移のイメージを念入りに作成すると手間がかかりますが、Webサイト開発後の手戻りリスクを回避するために欠かせません。


  • 細かい部分に対する説明が用意されている
    コンテンツごとの字数制限、ポップアップに表示するメッセージなどWebサイトの細かい部分まで明確な説明が用意されているのが理想です。制作側もその方がイメージを膨らませられますし、ディスカッションも活発になってより良いアイディアが生まれやすくなります。

製造業におけるWebサイト仕様書の注意点

製造業のBtoB向けWebサイトで注意すべきなのが、「商品情報の取り扱い」です。BtoB向けでは商品情報を多数掲載する必要があり、ひとつひとつの商品に対する情報説明やページ構成、画面遷移などを細部に至るまで仕様書にまとめる必要があります。顧客企業に対して正確に情報を伝えることが大切であり、かつ商品を魅力的に見せる必要もあるので、依頼側が積極的に関りながらWebサイト開発を目指すことが重要です。
そのため商品情報管理機能をもつプラットフォーム形のソリューションをWebサイトのバックエンドに連携させて構築するスタイルが非常に効果的です。
そもそも商品情報は、開発時やカタログ制作などで様々なシステムに電子データとして保管されています。しかしWebサイトで利用するためにはデータの整備が不可欠となります。商品情報の構造を考慮してデータ構造を設計することで、Webサイトで様々な利用が可能になります。
商品情報管理ソリューションの利用は、商品情報の正確なアップデートに止まらず、見積やコンフィグなど、ユーザ自身でカスタマイズして独自の商品をパーツから選択するような機能にも利用できます。
また、Webサイトばかりでなく、BtoBポータルで取引先に配信するコンテンツや、タブレットなどで利用するモバイルアプリのデータ配信基盤としても利用です。
エクサでは、BtoB向けビジネスの基盤構築で多くの実績があります。是非、お気軽にご相談ください。
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